自賠責保険とは

自動車保険には自賠責保険（強制保険）と任意保険があります。

自賠責保険は、車検時に更新が必要な保険で、車を運転する以上は必ず加入が義務付けられている保険であり強制保険とも呼ばれます。この自賠責保険に加入しておくことで事故を起こした場合に最低限の保障を受けることができます。

外国から見ても日本は車の維持費用がかなり高いと言われていますが、その理由の一つが自賠責保険です。
交通事故で亡くなる人は毎年たくさんいますが、中には事故を起こした側が保険に入っていなくて遺族側が満足に保障を受けられないケースがあり、加害者側も一生涯に渡り遺族側に慰謝料を支払い続けることになります。

それを防ぐための基本的な保険が自賠責保険ですが、自賠責保険だけでは重大事故を起こしてしまった場合の保障は不十分なので、それに加えて任意の自動車保険に加入する人が多いのです。

また、自賠責保険は加害者側ではなく被害者側の最低限の保障を目的として作られた保険なので、加害者側が事故をして車が破損しても車に対しての保障は1円もされないのが普通です。

自賠責保険の保険料も高額になりますが、高額な自賠責保険を支払った上でも任意の自動車保険に加入して保険料を払う価値は高いと言えます。
任意の自動車保険に加入を考えている場合は、自賠責保険で保障できない範囲を重点において保険に払える予算や保障して欲しい内容から任意の自動車保険を選んでいくことが大事だと言えます。