自動車保険の等級

自動車保険の等級について詳しく説明します。
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自動車保険の等級

自動車保険は、契約者の年齢、車種、運転者の範囲などのほか、等級で保険料が違ってきます。自動車保険に加入する際、契約台数が9台以下のノンフリート契約であれば、ノンフリート契約6等級などと書いてあり、必ず等級が設定されます。

 

最初の自動車保険加入時の等級は6等級にランク付けされ、標準保険料の10%割引から始まるのが通常です。保険期間中(1年間)に保険の請求を行わなければ、等級は1つ上がり、割引率が5%から10%程度大きくなります。すなわち等級制度とは、無事故で保険の請求を行わなければ等級の割引率が増え、適用保険料が安くなる、という仕組です。ところが、もしも事故を起こして保険請求をすれば、1事故でも現在の等級から3等級もダウンしてしまいます。等級のダウンにより、保険料も標準保険料に対して3割程度、上がることになります。

 

こうした等級制度には、メリット等級と言われる等級とデメリット等級と言われる等級に大きく2つに区分されます。等級区分では7等級以上がメリット等級とされ、割引率も高くなっています。7等級以上のなると、無事故割引率と事故有割引率の2種類の割引率が設けられており、無事故と事故有の場合は割引率に大きな差が設けられています。自動車保険に加入して10年間事故なしを続ければ、等級クラスで言えば16等級となり、6割以上という最大の割引率が適用されることになります。

 

一般的な保険会社の場合、通常、1等級から20等級の20段階にランク区分されていますが、保険料の割引率は16等級以上は、全て同じ割引率となっています。デメリット等級は5等級以下になった等級で、保険料が高くなりますが、事故を続けて起こし1-2等級までになれば契約中止、保険加入資格がなくなるケースもあるそうです。等級が同じでも保険会社によっては、割引・割増率は横並びではありませんので、よく比較検討、確認することが必要です。

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