自動車保険の特約

最近の自動車保険の特約ものには、実に様々の商品が開発・発売されています。特約とは基本の保険内容で損害賠償等の補償が不足していたり、自分にあった保険内容にカスタマイズしたい、幅広い補償内容等に保険内容を充実したい等の場合、必要に応じて付帯していくものと言えます。保険会社によっては特約がセット商品として最初から付帯されているものや付加サービスとしてつけられている場合もあります。この特約の付け方、活用の仕方いかんによって、保険料を安く抑えて、自分なりの自動車保険を作ることも可能です。ここではさまざまな特約の中から、車の運転者に限定してどのような特約があるか、その主なものについて説明します。

まず運転者家族限定特約というものがありますが、これは契約する自動車を運転する人を車の所有者と家族に限定することで、保険料が低く抑えるという特約のことです。また臨時運転者特約というものがあります。これは家族以外の人が契約する自動車を運転中に起こした自動車事故を補償するというものです。例えば知り合いの人に契約する自動車を貸していた場合に起きた自動車事故の場合でも保険金が支払われる特約です。運転者年齢条件特約とは契約自動車を運転する人の年齢を限定することで保険料が安くなるという特約です。

一方、事故を起こした時の特約としては、事故や故障で臨時的に付随してかかる費用を補償してくれる特約の事故付随費用担保特約や代車を無料でサービス提供してくれる代車費用担保特約などがあります。また人身被害や物損被害事故に遭ったとき、相手との交渉を弁護士に依頼した場合の弁護士費用を補償する弁護士費用特約もあります。いずれにしても補償の内容・範囲を限定し、保険料を安く抑える特約や補償を幅広くカバーする特約など、実にさまざまな特約があります。